NON STYLEの歴史
NON STYLEは、石田明と井上裕介によるお笑いコンビで、高速で畳みかけるテンポの漫才スタイルで知られています。
NON STYLEの歴史
コンビ結成とNSC時代(1998年〜2000年)
石田明と井上裕介は、高校時代の同級生として出会いました。
1998年、二人はともに吉本興業の養成所であるNSC(吉本総合芸能学院)の大阪校22期生として入学し、在学中にコンビを結成しました。
コンビ名は、「型にはまらない新しいスタイル」を目指すという意味を込めて「NON STYLE」と名付けられました。
漫才スタイルの確立と大阪時代(2001年〜2008年)
卒業後、彼らは主にbaseよしもと、後にうめだ花月などの大阪の劇場を中心に活動しました。
石田が台本と演出を担当し、ハイテンポでボケとツッコミが入れ替わる独特の漫才スタイルを確立し、「NON STYLE」という名前の通り、従来の漫才の型にはまらない新しいスタイルとして注目を集めました。
2006年より、漫才の頂点を決める大会「M-1グランプリ」の決勝戦に連続出場し、実力派漫才師としての評価を固めていきました。
M-1グランプリ優勝と全国区への進出(2008年)
2008年、「M-1グランプリ2008」に出場し、見事優勝を果たしました。この優勝をきっかけに、活動拠点を東京に移し、全国ネットのテレビ番組への出演が急増しました。
活動の多角化と個人の活躍(2009年〜現在)
全国進出後、コンビとしての漫才活動に加え、井上は「ナルシストキャラ」としてバラエティ番組で活躍し、石田は舞台脚本家、演出家、俳優としても活動の幅を広げました。
一時期、井上の不祥事による活動自粛期間がありましたが、復帰後は再びコンビとしての活動を再開し、劇場を中心に精力的に漫才を披露しています。
現在も、コンビでの漫才ライブはもちろん、それぞれの個性を活かしたタレント活動を続けています。
主な出演番組
NON STYLEは、M-1優勝後に多くのバラエティ番組に出演しましたが、特にコンビの漫才スキルを活かした番組出演が知られています。
爆笑オンエアバトル(NHK):
M-1優勝以前から出演しており、漫才の実力を培った番組の一つです。
M-1グランプリ(テレビ朝日系):
2008年の優勝を含め、複数回決勝に進出し、コンビの知名度を確立しました。
ENGEIグランドスラム(フジテレビ系):
実力派芸人たちが集うネタ番組で、常連として彼らの漫才を披露しています。
アメトーーク!(テレビ朝日系):
コンビまたは個人で多数出演し、特に井上のナルシストキャラや、石田の舞台脚本家としての側面に焦点を当てた企画に出演しています。
漫才Lovers(読売テレビ):
関西を中心に放送されている漫才番組で、劇場での活躍が続く彼らの漫才を見ることができます。