料金3倍でも納得!大切な一着だけ預け先を変えてみた
先月、思い切って良いスーツを買いました。金額は…正直、家族には言えないくらい。仕立ての良さに惚れ込んで、ボーナスをほぼ丸ごと使った一着です。
問題はそのあとでした。数回袖を通したところで、そろそろクリーニングに出したい。でも、いつも使っている駅前のお店に持って行こうとして、店の前で足が止まってしまったんです。
安いクリーニングに出して後悔した過去がある
というのも、以前ちょっと奮発したジャケットを近所のお店に出して、戻ってきたときにガッカリした経験があるからです。汚れは落ちている。でも、なんというか生地のハリが死んでいた。テカリのようなものも出て、シルエットも微妙に変わってしまった。あのときの残念な気持ちは、今でもよく覚えています。
クリーニングって、出せばキレイになる。そう思っていたんですが、どうやらそんな単純な話ではないらしい。値段の高い服ほど、預ける先を選ばないといけないんだなと痛感した出来事でした。
だから今回は、事前にきちんと調べることにしたんです。
ネットで見つけた1本のレビュー記事
「スーツ クリーニング 高級」みたいなキーワードで検索して、いくつかのサイトを流し読みしていたときのこと。プラスキューブにスーツを出して徹底検証したレビュー記事にたどり着きました。
正直、最初は「またアフィリエイトの提灯記事かな」と思ったんです。でも読み進めるうちに、これは違うぞと。実際にスーツ上下とワイシャツ10枚を出して、届いた箱の中身から仕上がりまで写真付きで検証している。しかも良かった点だけじゃなく、イマイチだった点まで正直に書いてある。この手の記事では珍しいですよね。
気持ちが動いたのは「梱包」の話でした
いちばん印象に残ったのが、届いたときの状態について書かれた部分です。
プラスキューブではスーツのジャケットをハンガーに掛けずに、型崩れしないよう型紙を使って箱のいちばん上に置いて送ってくるそうなんです。スラックスも、二つ折りで掛けるのではなく、余計な折り目がつかないように腰の部分をつまんで吊るしてある。
細かい話に聞こえるかもしれません。でも私は、ここに一番グッときました。だって、こういう配慮って仕上げの丁寧さがそのまま出る部分じゃないですか。運営しているのが元アパレルデザイナーさんと聞いて、なるほどと腑に落ちました。
設備が本気だった
もうひとつ驚いたのが、仕上げに使っている機械の話。ドイツのファイト社という、アルマーニやバーバリーの縫製工場にも入っているメーカーの機械を導入しているそうです。
アイロンでペタペタ押さえて平らにするのではなく、各パーツの立体を整えてシルエットを甦らせる。レビュー記事の写真を見ると、確かにスーツに「ハリ」と「ツヤ」が戻っていて、素人目にも違いがわかりました。汚れを落とすだけじゃなく、服を元の姿に戻す。そういう発想なんだなと。
クリーニング料金ははっきり言って高いです
ここは正直に書いておきます。スーツの上下セットで7,500円。街のクリーニング店なら2,000円台で出せることを考えると、3倍近い金額です。
加えて、他社の宅配クリーニングと比べても割高な部類。カテゴリーが違うと注文を2回に分ける必要があるとか、細かい面倒くささもあるようです。安さを求める人には、まず向かないサービスだと思います。
それでも私は、このスーツについては「あり」だと判断しました。
安心料だと思えば、むしろ安い
理由はシンプルで、失敗したときの損失のほうが圧倒的に大きいからです。数千円をケチって数十万円の一着をダメにしたら、目も当てられません。実際、クリーニングの補償は業界の基準で1枚2万円までというのが一般的で、高価な服ほど「事故が起きてから」ではどうにもならないわけです。
それに、他人の服とまとめて洗わない完全個別洗いというのも、私にとっては大きなポイントでした。誰のものかわからない汚れと一緒に洗われるのって、考えてみるとけっこう気持ち悪いんですよね。
すべての服をここに出す必要はないと思っています。普段着や気軽なシャツは、これまで通り近所のお店で十分。ただ、大切な一着だけは信頼できるところに預ける。その使い分けができれば、コスト的にも納得感があります。
まずは一着だけ試してみます
というわけで、今シーズンはあのスーツをプラスキューブに出してみることにしました。オフシーズンには最大8ヶ月の保管もお願いできるようなので、うまくいけば衣替えの手間まで減らせそうです。
もし私と同じように「高かった服をどこに出すか」で迷っている方がいたら、まずは実際に使った人のレビューを読んでみてください。仕上がりのビフォーアフター写真や料金の詳細、注文の流れまでまとまっているので、判断材料としてはかなり役立つはずです。
服にお金をかけたなら、手入れにも少しだけお金をかける。当たり前のことに、私はようやく気づいたのかもしれません。